7才のふっくんは、2才前にアトピーと診断されました。ステロイドとのおつきあいはほぼ5年。ある日、ステロイドをやめようと決意しました。なんで、やめようとおもったの? それからどうなった? まわりの人は、なんて言ってるの? そんな日々のこまごまを、書いていきます。お子さんのアトピーになやむ方たちや、「脱ステ・脱保湿」をえらんだ方たちと気持ちを共有できれば…とねがっています。
2013年2月1日金曜日
いよいよ病院へ
2013年2月1日(金)
ここ数年で、もしかしたらいちばんひどいかもしれません。肘の内側には、痒疹というのでしょうか。5ミリぐらいのもりあがった赤い湿疹がひろがってしまいました。
「どうする? お医者さん、やっぱり行ってみようか」と言ってみると
「行く」ときっぱり。
めずらしいです。やっぱり、そうとうしんどいのでしょう。
ダン君が「「きらきらぼし」いってみたらえんちゃうん」と言います。「同じアトピーのこどもにあったら、話しもできるし、元気でてくるかもしれん」と。
それで、ふっくんに「同じ年ぐらいのアトピーの子たちもくるお医者さんにいってみる?」と聞いてみました。
「なんで?」
「う~ん。「あっ、かゆいの同じだね」とか「かゆいとき、どうしてる?」とかいろいろ情報交換できるかもしれないから」
すると、ふっくん、おおきなため息をつきました。
「おかあさん、あのさ、ぼく、いまかゆい話をするのもやなんだよ。からだを見るのもいや。自分のからだみるのもいやなのに、同じようなからだの子どもなんて、みたくないよ」
胸がずきんとしました。
「わかった、ごめん。じゃー、どこに行こうね。しーな先生の病院も遠くなっちゃったし、たらお先生か、佐藤先生かな~」と本をだしてみました。
佐藤先生の『赤ちゃん・こどものアトピー治療』とこの12月頃、郵送で購入した多羅尾先生の『これなら安心、アトピー性皮膚炎』です。
ふっくん、ふたつを真剣に見くらべていました。そして
「おかあさん、ぼく、たらお先生のところにする」と。
「なんで?」
「だって、たらお先生のところのほうが、はやくよくなってるから」
彼が見くらべていたのは、写真のページ。
佐藤先生の本は、1年くらいの経過が順次のっていますが、たらお先生の方は「6日後」の写真がほとんどです。
彼にとって、それほど切実な問題だったのだとあらためて気づきました。
「わかった。じゃー、たらお先生のとこにいってみよう」
「うん。じゃー、あしたね」
「電話で予約だから、あしたはむりだよ」
「じゃー、なるべくはやく予約して」
でも、ほんとに6日で治ると思っていたら、あとがこわい…と。よけいなことだと思いつつ、ついつい
「ふっくん、いままでのこと考えてもわかるとおもうけど、6日後にきれいになっても、また季節がかわったり、状況がかわると、ひどくなることもあるからね。6日できれいになって、アトピーとはさようならってわけじゃないと思うよ」
と言ってしまいました。
ふっくん、ふたたびため息。
「おかあさん、いつもほんとのこと言わなくてもいいんだよ」と。
そうだよね。ふっくんだって、わかってるよね。
というわけで、月曜日、たらお先生のところにいってみます。
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