2011年5月26日木曜日

かゆみ対策の伝道師!?

 2011年5月26日(木)
<みっくんへのレクチャー>
さいきん、みっくんのひざうらがひどいです。
1センチ角くらいのかさぶたが、3つもはりついています。耳切れもひどくなり、痛がゆくて泣きそうになっているときも。
こんなとき、ふっくん、行動はやいです。
「みっくん、かゆいの? ぼくのコロコロ(ローラー針のこと)かしてあげよっか。これ、そのままやると、皮がとれていたいから、ハンカチとかの上からが、いいんだよ」なんてこまかく説明。
かとおもうと、
「う〜ん、汗かいたから、かゆいのかな。こういうときは、氷がいいよ」と、冷凍庫から保冷剤をもってきて、ハンカチでくるんでわたしてあげることも。
おふろあがりは、ワセリンのぬりかたも、レクチャー。
なんか、うれしそう。

またまた、みっくんがけっこうすなおに、「ほんとだ〜。かゆくなくなった〜」なんて、いうので、ふっくん、ますます得意げです。
いや〜、しかし、ほんと、ふっくんは、どっからでも「自尊心のみなもと」を供給してくる人だと、あらためて関心します。

<「写真、とろうよ」>
そんなふっくん、でも、やっぱり、自分の状態は気にしているよう。
先日、あーちゃんとひざびさにチャットしました。
「すごいきれいになったねって、言ってたよ。あーちゃん、ブログみてくれてるんだって」
というと、「ほんと? ほんとにみてるって?」と、すごくうれしそう。

ふっくんは最近、指がかゆいようで、指のつけねのあたりの皮が、けっこうぼろぼろむけてます。
「あーちゃんも指がかゆくて、ぐるぐるまきの刑にしたら、3日ぐらいで、きれいになったって。指がかゆくなる季節なのかな〜」といったら、
「ほんと! あーちゃんもか〜。指、けっこうつらいんだよね〜」と、これまた、うれしそう。
「ぐるぐるまきの刑ってなに?」ときくので
「たぶん、包帯かなんかまいてるんだとおもう。くすりつけて。そうすると、乾燥しにくいし、かゆくてもかきにくいからいいんじゃないかな。ふっくんもやってみる?」
「う〜ん。それな〜、学校でこまりそうだしな。もうちょっと、ひどくなったら、やってみようかな」と慎重論。

こんなかんじです。

「いま、そんなにかゆくないし。おかーさん、なれるのも大事ってゆってたでしょ」と。

ふっくん、がんばってます。

でも、昨日のおふろあがりは、「写真、とろうよ! あーちゃんまた、きれいになったってほめてくれるかもよ」と、のりのり。
やっぱり、肌の状態は、気になっているんだな〜と、しみじみおもいました。

<難問>
さて、わたしもふっくんが、かゆがっていないと、ほっとします。
ふっくんが「きれいになった~」と喜んでいると、かわいいです。
が、しかし…。
ふっくんが「きれいにならないと!」といいはじめると、困惑します。
きれいじゃないふっくんも、けなげで好きなんですけど。
いや、けなげじゃなくても、「なんでもいいや」ってひらきなおって生きていける人になってほしいな~。
「きれいでいたい」が、だれの視線を意識した評価基準なのか…ちょっと、きになるところです。

2011年5月16日月曜日

マッチョとアトピー

2011年5月16日(月)
<水泳教室、はじまりました!>
さて、「水泳教室にいきたい!」といいはじめたふっくん。
よそのアトピーのお子さんたちは、どうしているのかと、ネットであれこれ検索してみました。
どうやら、水泳教室のこどもの人数やおしえる人、プールの水質などによって、アトピーの子の水泳環境は、かなりことなるよう。

じつは、ふっくん、むか~し、ひっくんと一緒にかよっていたのですが、そこは、こどもの数もおおかったから、プールのあとのシャワーもゆっくりあびれそうにない・・・というので、ちょっと躊躇。ほかもみにいってみるか~とおもっていたら!
ごくごく近所で、お休みの日はしょっちゅういっている市民スポーツセンターのプールで、キッズスイミングスクールの募集をしているではありませんか! 平日の17~18時。週に1回。
そういえば、ときどき見かけていました。おとなのプールのすみっこで、水泳の練習しているこどもグループ。
あれなら、シャワーもそんなにこまないと思うし、家から近いし、終わる頃にはおむかえにもいけます。問題は行くときだ・・・とおもっていたら、ひっくんが
「ぼくが、つれてってあげるよ。ぼくもついでにプールにはいってこようかな~」と。
(おおっ! なんか、ひっくん、すばらしい!)

というわけで、もうしこみにいきました。
定員20名のところ、150名以上の希望者がいたそうですが、無事、当選!
ふっくん、おおよろこび。
そこで、二つの約束をしました。

・シャワーは、ほかの子のあとから行って、念入りにあびようね。
・きがえがおそくなってもいいから、かゆくなりそうなところにはワセリンをぬろう。

<先生の反応>
さて、当日、ひっくん、無事、学校からふっくんをつれてかえり、一緒に水泳にいったよう。
おむかえに行った私は、男性更衣室からでてきた先生(40代ぐらいのマッチョな男性)にアトピーの事情を話そうと、ちかづきました。
「こんにちは、おせわになります」
「あ~、ふっくん、まだまだ、きがえてるよ。すごいながいことシャワーあびてたね」
「そうですか。ちょうどその話をさせていただこうと。彼、アトピーなんです。それで、シャワーもていねいにあびようねって、言ってあるんです」
「あ~。でも、そんなにひどくないじゃん」
「はい。このところ、だいぶよくなりました。でも、塩素の強いプールとか、大丈夫かなってちょっと不安なんです」
「そんなさ~、男の子だよ。男は、ちょっとぐらいのこと、気にしないよう育てないとだめだよ~。アッハッハ~」
と、去っていってしまいました…。ちかくにいた女性の先生も、やっぱりマッチョっぽい方で、「男の子だもん、いいよ~」と言われてしまいました…。


う~ん。平気だったらいいけれど、たぶん、ふっくん平気じゃありません…。水道水のみのおふろでも、悪化するぐらいですから…。
でも、水泳教室の先生が、アトピーにくわしくなくても、しかたないですよね。

だけど、「男だから」「アトピーでもへいき」っていうのは、抵抗あります。
そんな、「男」だったら、なんでもがまんしなくちゃいけないのかしらとか…。

男の子だって、女の子だって、自分のからだは大切に扱える子がふえてほしいし、それを「いいことだね」って応援してくれる人がおおくなってくれるといいな~と願ってしまいました。

<今日のふっくん>
とりたてて、変化はありません。が、たまたま写真の整理をしていたら、ふっくんが

ちっちゃいひっかき傷はたくさんありますが
このところ、集合的な湿疹はなくなりました。

「おかーさん! このころは、ひどかったのに、いまはきれいだね~」と足をみくらべていました。
たぶん、1年前ぐらいの写真です。たしかに、膝下にはいっぱい貨幣状湿疹がひろがっていて、ひどい・・・。
ステロイドやめても、ふっくんのアトピーはなおっていません。
でも、ステロイドやめても、ステロイドつかっていた頃よりひどくはありません。
ちょっと、よかったです。
ちなみに、花粉がおさまったからか、目はだいぶよくて、ときどき赤くてかゆそうなときに目薬をつかうだけになりました。う〜ん、1週間に1〜2回さすかどうかという程度です。