2011年10月24日月曜日

怒られることで安心することもある!?

2011年10月24日(月)
<そこそこ、快調です>
鼻は、ときどきかんでいますが、つまってはいないよう。


目も、「ふつう」です。
肌状態も、そこそこ。もちろん、掻いていることはありますが、そんなに「気になって」というかんじではありません。
先週、一度、右足首のあたりを痛がっていました。みると、ちょっと赤く腫れて、化膿しているよう。
そこで、テラマイシンをぬって抗生剤をのんだら、一日でおさまりました。
そういえば…湿疹がなおりかけて、でもまだ、肌は赤みをおびている部分に、なぜかたくさん毛がはえています。
なぜでしょうか…。産毛よりもずっとしっかりした「毛」です。皮膚の保護のためにはえてくるのでしょうか。
あと、またのあたりに、小さな湿疹がたくさんできました。薬疹みたいなぶつぶつです。
それは、かゆいようです。

でも、相対的に体調がいいから機嫌がいいのか、機嫌がいいから体調がいいのか、そのあたり、はかりかねますが、基本的に、おだやかです。

学校も!!! 先生たちと話していないので学校ではどうかわかりませんが、すくなくとも、先週から、家では、ちょっと変化があわられています。
・寝る前に、次ぎの日の学校の準備をする。
・図工などで必要な準備物を、用意する。
・朝、ひっくんと一緒に家をでるように努める。
画期的です!
理由は、不明。
ダンくんは、「体調がいいから、前向きなんだろう」といいます。
ひっくんは、「そろそろ、学校にもなれてきたんじゃない?」といいます。
どちらも、あたっていると思います。
でも、きっかけは、もしかしたら、私が激しく怒ったからかもしれません。

その日、ふっくん、学校帰りに話しかけてくれた教頭先生をまず無視しました。
つぎに、担任の先生に会い、もちものの注意をされたのに、無視。「聞こえた? 返事は? それで~」と、重ねて注意事項をいわれたら、
「1回言えば、わかる!」と怒っていい、さらに「うるさい、ばか!」と付け加えました。
これで私が、「その態度は、なに? いいかげんにしなさい!!」と怒りたくったんです。

彼は、めずらしく怒り返してくることもなく、かといって泣きもせず、私がどなりおえるのを待っていました。

で、翌日(たしか、19日)から徐々に、ふっくんに変化があらわれはじめたんです。

数日後、ひっくんに「ふっくん、真剣に怒ってもらいたかったのかな~」といったら
彼、あきれたように「おかーさん、学校で、親に大声で叱られたら、そうとうはずかしいよ。それでじゃない?」と言いました。
そうか~。
たしかに私も、翌日、学校にむかえにいくの、はずかしかったです(爆)。

2011年10月11日火曜日

学校不適応

2011年10月11日(月)
<アトピー状況>
おかげさまで、小康状態です。

このところ、あまりかゆがっていません

ちょっとまた結膜炎がではじめましたが、目薬でおさまっています。
鼻水も、よくでていますが、つまることもなく、本人は気にしていないよう。
アトピーですが、顔や胴の湿疹はひきました。
手足は、まだまだ乾燥してかゆそうです。とくに、最近ひどいのは足首です。
が、一時期に比べてかなりよくなりましたし、かゆがって怒ることもなくなりました。
ここのところ、急に風もつめたくなり、空気も乾燥してきたので、毎日、おふろあがりに脱衣所で、ワセリンをうすくすりこんでいます。
本人も「ま~、これくらいなら」といったかんじです。
問題は、学校かも…。

<学校とアトピー>
さて、ふっくん学校は…あいかわらず。
このまえも、学校にボランティアではいっている人に「ふっくん、ちっとも返事をしません。わたしがばかにされているからかだと思っていましたが、このまえは校長先生に話しかけられているのに返事をしてませんでした。おかあさん、どうにかしてください」と言われました。
返事をしないのは、家でもいっしょ。聞こえていないときも、返事をしたくないときもあるのだと思いますが、はたからそれはわかりません。でも、どーにかしろといわれても…。
わたしも、ひっくんも、「ふっくん、きこえたときは返事しようよ」と言い続けているのですが、本人がこれで痛い目にあわないと、態度はかわらないように思います。
そのほか、ちょっとしたことで怒って、教室をとびだす。そのあたりにあるものを蹴る。ささいなことでクラスメイトとケンカする。そのわりには、やたら人なつっこい。授業が簡単するぎると、先生たちに文句を言うなどなど。担任の先生もほとほと困っている様子。
でも、「おかあさん、どうにかしてください」と、言われても…。「息子といえど、別の人。わたしのおもいどおりにはなりません」などといったら、「無責任」と相手をむかつかせるだけ…。「わたしも、困ってます」としか、かえしようがありません。
あげく「アトピーがかゆいからじゃないですか?おかあさん、ちゃんと病院につれていって、なおしてきてください」と。
これまた、「だから~~、そうそう、つごうよくなおらないんだって、アトピーは」とかえしたいところですが、そんなこと言おうものなら、「ぴーふけさんは育児放棄」とレッテルを貼られるのは必至。というわけで、「努力してるんですけどね~」とあいまいにほほえみ、フェードアウト(結局は、同じだったかしら…(笑))。

☆話はちがいますが、「返事をしない」=「ばかにされていると思う」ってありがちです。でも、ちょっと「損」だな~とおもいます。発達障害の子たち、よく返事をしません。理由はさまざまです。「返事をして、会話に発展したら困る」というコミュニケーションをできるだけ避けたい気持ちであったり、たんになにかに没頭していて聞こえていなかったり、「よびかけのあとに、話がつづくはずだ」とそのまま返事をせずに待っていたり、きいてみるといろんな理由があります。でもわたしたちは「常識」で、判断しがち。そのため、返事をしないとばかにされた!って悲しくなって怒ってしまう。事情をきけば、ぜんぜんそんなこととは関係なかったりします。怒られた側もまた、怒っている側の「きもち」がわからず、一方的に怒られたと傷つきます。お互いにとって、損だなって思ってしまうことは、よくあります。「怒る前に、聞いてみる」って、わたしたちはなかなかしませんが、大切なことかもしれません。



<小児科でのその後>
さて、欲求不満かと、ふっくんと「彼に迎合せずに、でもラブラブする」という目標をたててみましたが、いまひとつうまくいきません(当然ですよね、過去7年の蓄積がありますから、たかが数週間で効果がでるわけもなく…)。
万策つきて、せいら小児科へいったのが、先月の20日。その一週間後に、こんどは、1時間時間をとってくださり、カウンセリング。
ここでは、学校の状況、アレルギーをふくむアトピー治療の状況などなど、たくさん話しました。なお、「ステロイドは、もうとうぶんけっこう」という私に、せいら先生は「おかあさんも、ステロイドにはこりちゃったんですね~」とため息。「ということなら、ワセリンだけでも使って肌の乾燥はふせいだほうがいいです。かさかさがまたかゆみをよんで、傷をつくりますから」とのこと。それもあって、せっせとワセリンのうすぬりはしています。

せいら先生は、ふっくんがADHDの疑いありとして、学校用とわたし用に検査用紙をくれました。これまた、なやみました。
ふっくんが、いろいろ学校不適応的行動をするのは、わたしと悶着になりやすいのは、わたしにもたぶんに原因があります。なのに、彼の側を「障害あり」とみなすのは、どうなのかとか。障害学的な考え方でいけば、この「障害」とは、社会構造がもつ障害であり、つまり私のその「障害」のひとつとみなされるので、それならば問題はないのですが…。まだまだ一般的に「ふっくんに障害がある」といえば、それは「ふっくんになんらかの機能的障害があり、医療的な対応が必要」ということになってしまいます。その解釈は、今回のケースには、不適切におもうのです。

<学校での言動>
はたして「ふっくん自身に問題があるのか」はたまた「周囲がかわれば、彼はかわるのか」そこが悩みどころ。
そこで、担任の先生により詳しく聞いてみました。
すると、授業中の折り紙は、さいきん下火になったようですが、それでも、ほかごとはしょっちゅうしているらしいですし、注意すると「授業がかんたんすぎ」とクレームをつける。そこで、最近では、彼用にプリントを準備してくれることもあるよう。でもそのわりには、学校のワークブックはまっしろです。これ先生でなくても、はらがたちます。クレームつけるまえに、やることやれよ的に…。
そのほか、むかつくと、クラス全員のランドセルを蹴ってあるいてみたり、ろうかにならぶ体操服の袋を全部床におとしてみたり…。手がでるのもはやいらしいです。
なんとなくですが、ちょっと先生、ふっくんのことを重荷にかんじはじめているようにも思いました。

う~ん。

そこで、3連休もあったし、本人にきいてみました。
「クラスメイトのランドセルをけったり、ろうかにつるしてある体操服をみ~んなおとしちゃたりもしてるんだって」ときくと、にや~っと笑います。
「なんで、そんなんするん?」ときくと、「だって、怒れるもん」
「怒れたら、そういうことしていいの?」ときくと、「そりゃ、だめだとおもうよ」
「だったら、なんでするの?」「う~ん、いろいろだけど。でも、先生、怒らないんだよね。あれ、なんで、怒らないのかな~」とこたえます。
「先生に怒られても怒られなくても、やっちゃだめなことってあるよね。先生の態度で、自分の態度きめるって、ちょっとはずかしいよ」と言ってみると、「そうなんだけどさ。先生、いつ怒るのかなって、ちょっと知りたいんだよね」と言っていました。
やれやれ、ふっくん先生の様子うかがいしてたんだ…。

おそらく先生も「ふっくん! だめでしょう」などと注意はしてくださっているでしょう。が、うちの息子たち、その程度では「怒られた」なかにいれていないような…。
たぶんに私とダンくんの育て方に起因する問題だとおもうのですが、息子たち、3人ともちょっと注意するくらいだとぶすぶすしてよけい長引きます。めんどうなので、ダンくんも私もいつのまにか「怒るときは徹底して怒る」。つまり「泣くまで怒る」ことにしています。ダンくんは、手がでることもあります。いずれにせよ、本人たちも「自分がわるかった」と理解しているときは、「うわ~っ」と泣いてその場を走りさりますが、しばらくするとけろっとして戻ってきて、ちいさな声で「ごめんなさい」と言って、現状復帰します。
(もっとも、自分は悪くないとおもっているときは、全力で抵抗してきます。その場合は、いったん保留。おたがいにおちついてから、理由をきくようにしています)

でも、いまの学校の先生は、そこまで「怒る/叱る」ことはないのかもしれません。叱る側にとってもエネルギーが必要でつかれますし、それにそこまで叱って保護者からクレームがついても…と考えている可能性もあります。
むずかしい問題です。
とりあえず、担任の先生には、泣くまで叱ってくださいとお願いしてみて、それからまた考えてみようとおもいます。