2013年5月16日木曜日

学校、その後

2013年5月16 日(木)
<「ふっくん、どうですか?」>
さて、ふっくんの担任の先生、さっそくクラスで話してくださったそうです。
「ぜんそくの子は、咳がでちゃいますけど、風邪とちがってうつりません。アトピーも、とびひなんかとちがってうつらないよ。でも、どっちも、自分が「とめたい」って思っても、咳き込んじゃったり、かゆくてかきたくなって、つらい気持ちになります」って感じで話してくれたそう。
「ぜんそくもってくるって、すばらしい!」と感じ入ってしまいました。
こどもたちは、「しってるよ、うつんないことぐらい」って子もいれば、「へ〜。そうなんだ」と聞き入っている子。無関心な子もいたそうです。そこですかさず、ふっくんが立ち上がって「みんな聞いて。アトピーっていうのはね」と熱弁をふるったそう(爆)。

先生、「私の説明ではたりなかったのかしら」と笑いつつも、「あれでふっくん、きもちがおちついたでしょうか」と気にもかけてくれていました。

ふっくんに聞いたら…。「うん。よかったよ。話してくれて」とうるさそうに答えます。「先生、どうだったかなって心配してくれてるんだから、うれしかったならそう言葉にして伝えないと」というと、「ぼくが怒ってないんだから、いいってことでしょ!」と。
ま〜、小学校3年生、てれくさいのでしょうけど、でも、先生にお礼、いってほしかったな。あしたは、言ってくれるかしら。


2013年5月15日水曜日

アトピーって、うつるの!?

2013年5月15日(水)
一時、右足のくるぶしが大出血で、痛そうでしたが…。
かなり、よくなりました。
<2ヶ月の経緯>
いつのまにやら、前回からはや2ヶ月経過…。
あれから、ふっくんのアトピーはいったんよくなったものの、また3月下旬、鼻水がひどくなるのとともに、ひどくなりました。3月末と、4月末にも、たらお先生にお世話になりました。
ふっくんには、「たらお先生にあって安心する」が一番なのはもちろんですが、3月は「おとうにも、たらお先生を紹介する」、4月は「おかあと二人で電車にのっておでかけ」という目的もあったようです。
とくに、この春は、ひっくん中1、みっくん小1になり、そっちでてんやわんやですから…。ふっくん、すねぎみでもありました。そうすると、「かゆい」訴えも、ひどくなります。
足は、ほとんど毎日、チュビファーストしてます。
でも、かきむしってかさぶたもあります。
そうそう、4月から新しい習い事をはじめました。「これなら、みためは関係ないよね」と私に念をおし、ひっくんとみっくんには「うちで、これするのはぼくだけね」と確認して、はじめました。
ふっくんにとって、習い事も自分のよりどころをおく重要な要素のようです。



<「うつしてやる~!?」>
先日、ふっくんがひっくんに「うつしてやる~」とくっついていきました。ひっくんが「あのさ~、アトピーうつんないから」とあきれたように言うと、ふっくん「おかー、ほんと? ほんとにアトピーうつらないの?」
「うん。うつんないよ。なんで?」
「そうか~、ぼくもそうおもったんだけどさ。あんまりクラスでみんながうつるってゆうから、わかんなくなってきちゃったんだよね」
たんたんと話してはいるけれど、これ、ふっくんかなりしんどいのではないかしら。
そういえば…保育園の頃は、手がひどかったから「汚い」と配膳した給食をうけとってもらえないこともありました。あの頃は、「先生に言おうか」といっても、断固拒否でしたが…。
「ふっくん、それ先生にゆって、クラスのみんなに話してもらおうか」とたずねると
「うん。言って」
ちょっとびっくり。
よほど負担なのか、こんどの担任の先生を信頼しているのか(保育園のときの先生は、お互いにあわなかったようで…)、おとなに介入してもらうと便利なこともあると学習したのか…。
全部、あてはまるのかな。
そういえば、先日も唐突に、「むかしは、すねのところが、大きくじくじくになってたよね。もりあがって。あれ、なんだったのかな~。なんでああなったんだろう。ほんとはすべすべの場所なのに。
おかしいよね~」と言いはじめました。やっぱり、アトピーのこと、気にしてるんだ~。みっくんの膝裏が、ちょっと悪化すると、うれしそうだし…。
うん。やっぱり、対処しなきゃ。

というわけで、お手紙書いて、担任の先生に連絡しました。お手紙に書いたことは、2つ。
ひとつは、アトピーに対するふっくんのきもちと、努力について。もうひとつは、学校でこんな対応はどうかという提案です。



<学校では…>
教務主任の先生も一緒にまっていてくれました。担任の先生は、「そうした場面にはきづいていません。だれでしょうか」 と困惑気味でした。
「だれかは、きいてないですけど…。もしかしたら、かげでこそこそ言っているのがきこえちゃっただけかもしれないし、ほんとは言われてない可能性もあります。でも、彼がそう言ってきたってことは、すくなくとも、先生にはわかってほしいってSOSだと思うんです」と…。
最終的には、「年齢的にもいろいろありますよね。アトピーの子はおおいし、高学年の女の子になると、みため気にしてますし、低学年だと排除の理由になったりしますから、クラスで話てみます。さきに、ふっくんに「先生、こんなお話ししようとおもうけど、どう?」って話し合ってみますね」とおっしゃってくれました。
よかった~。まず、ふっくんに相談してくれるなんて、すばらしい!

アトピーの説明は、「原因はあまりはっきりわかっていないけれど、皮膚がかさかさになりやすくて、はがれてきてしまうから、かゆくなる人がおおいです。また、人のからだには、自分にとって都合が悪いものがくると外におしだそうとする働きがあるけれど、アトピーの人はときどきまちがえて、都合のいいものまで外におしだそうとしてしまってかゆくなってしまったりする人もいます」ぐらいでと、おねがいしましました。
まちがってるかな?でも、小学3年生だし、このくらいかなと。

そのあとは、「ふっくんはほんとに、おにいちゃん好きですね」話にながれました。
そう。いま、ひっくんがほとんど毎日、みっくんをおふろにいれてくれます。それが…めっちゃ楽しそう!! わーわー、きゃーきゃーときには1時間くらいでてきません。
ふっくんは、毎日おふろにはいれないし、はいってもすぐでてこないと、かゆくなってしまいます。
だから…以前は、おふろの外で、ドアにもたれて会話に加わっていました。でも、それじゃ~会話に加わりきれませんよね。
いまは、おふろから遠くはなれた部屋で、漫画よんでます。それもつらいんだろうなと。
そんな話もしてきました。

アトピーであることは、「かゆい」ことや「みため」なんかでも、つらいことがあるけれど、アトピーによって、行動が制限されることも、ストレスだろうなーと、先生たちと話しながら、あらためて思いました。

ふっくんが、自分のアトピーを「ネタ」に笑える日がくるようにとねがいつつ…。