2012年12月17日月曜日

こどもむけのアトピー本

2012年12月17日(月)
ふっくんはあれからも落屑がひどいです。
気になって、ひさしぶりに佐藤先生の『ステロイドにNO! 赤ちゃん・こどものアトピー治療』よんでみました。

「おふろはいりすぎか~」「いつのまにか、ワセリン、べたべたにぬるようになっていたな~」なんて反省しながらみていたら、ふっくんが「その本なに」とやってきて、「みせて」と。
それから、しばし熟読。
その日、「おかあさん、これからおふろは週に2回、ワセリンはぬらないでやっていくから」と宣言。

そして、その日から、ぱたりと「かゆい」とか「いたい」とか、言わなくなりました。
ときどき、本をだしてきて、どこかのページを読んでいます。
でも、おふろはいらなくなって、てきめんによくなった気が…。

「やっぱり、自分のからだにおきていることはしりたいんだな~」としみじみ。
8才になったばかりのむすこでこれだから、本でちゃんと確認したい人っているんじゃないかしらと。
こどもとか、本よむのが苦手な人とか、知的障害とかもっている人も…。
「知的障害とかあって、アトピーだったら、説明うけずにステロイドぬられちゃってるかも!」とかまで不安になり…。

「こどもにもわかる」「でも、かならずしもこどもむけじゃない」アトピーの本があったら、いいな~と切に思いました。
こっちは、ひざうら。
もっとも、「ステロイドぬらないなんて!」「標準治療になってるじゃないか!」って人がまだまだ多い世の中、売れないかもしれないですが(笑)。

でも、ふっくんのあの365日の人のユーチューブへのくいつきとか、本への関心の高さをおもうと、
必要としている人は、必ずいる気もします。

さて、これは3日ぶりにおふろにはいった、ふっくんです。




2012年12月6日木曜日

「善意」のおしうりと「なかま」の存在

2012年12 月6日(木)
このところ、ふっくん、いたがゆがっています。
おふろの直後と、ねるまえにワセリンをにっています。
乾燥した部分にぬっては、痛がって泣いています。

火曜日、足をだしてかいていたら習い事の先生に、「皮が床におちてきたないから、服の上から掻いて」と言われたそう。そのあと、「薬はぬっているのか」「医者はいっているのか」などなど、おなじみの質問がつづいたそうです。
本人は「ぼくステロイド、だめな体質だから。ワセリンはぬってるけどねって言っといたけどさ、くすり、くすりうるさいから、こんどからワセリンもってきますって言っといたよ」と、もうしておりました。
なやんだあげく、「それいわれて、ふっくん、つらかった?」ときいてみました。
「ぜんぜん。なれてるし」とはいうものの、そのあいまにも「かゆい!」「ワセリン、ぬって!!!」ぬれば「いたい〜〜〜」ところげまわって、私をたたいてきます。

「平気そうにしていても、不安なのかも」と思い、「ふっくん、またお医者さんいってみようか。しーな先生に相談するか、いっそ、ちょっと遠いけど佐藤健二先生のとこいってみる?」ときいてみました。
それに対する返事はなく、「いたいよ〜」とさらに泣きます。「なにもしなくても痛いし、かゆいし、でもワセリンぬったらもっと痛い!!!!」。こんなことは、ひさしぶり。
やっぱり、習い事の先生の言葉が、かなりつきささっているのかも。

出血部分あり。かさかさです。
「うん、乾燥してるところにクリームとかぬると、ひりひりするんだって。よくあるよ」といいながら、「アトピー、ワセリン、痛み」で検索でもしてみようかとPCの前にいきました。そして、なぜか「とある個人的な脱ステ記録の覚え書き365日」 のページにいきつきました。 「なつかしいわ〜」とみはじめると、ひっくんがよってきて「ふっくん、これ見た方がいいよ!」。 そして、3人で最初からみることに。ふっくん、くいいるようにパソコンの画面をみつめていました。 「うわっ」「このひと、すごっ」「あっ!!! こんなにきれいになってる!」 みおわったとき、ふっくんの顔はすっきり。 「さて、ねよ〜」 「もう痛くないの?」 「ぜんぜん」 翌朝、やはり気になって「ふっくん、お医者さん、どうする?」ときいてみると 「う〜ん…。おかあさん、去年はどうしてたっけ?」 「おふろ、一日おきにするとか、西式おふろしたり。ワセリンも、今年ほどはぬってなかったかも」 「わかった。じゃー、それでがんばる。病院はいかない」 ちょっと、びっくり。「わかった。でも、いきたくなったら、おかあさんにいってね」 と、おわりました。
こっちは、ひざうら。
というわけで、おふろにはいらず、ワセリンもぬらずの2日めのふっくんの状態です。 今日は「実験しよ〜」と、一部、ワセリンぬってみて 「おかーさん、ひどいとこは、やっぱりぬると、ひりひり、痛い!」と言っていました。

でも、いたって元気。
やっぱり「同じような状況を耐えているなかまがいる」と具体的に知ることが、ふっくんを勇気づけたよう。365日のおぼえがきの方、ありがとうございます!

2012年11月21日水曜日

アトピーは腐れ縁の友だち!?

2012年11月21日(水)
<「かゆい」と泣いて起きてきました>
おとといの夜中、ひさしぶりにふっくんが、「かゆいし、痛い」と涙をためて、夜中におきてきました。
ここのところ、膝の両脇と、足首の甲側に丘状の湿疹がたくさんできていましたが、その湿疹のあたまの部分がぜんぶ削れて、「あかいクレーターがいっぱい」な状態です。
「うわ~~~。これは、いたかったね~」
20日(火)にとりました。泣いた日曜日よりいいかんじです。
「うん、もうパジャマのズボンがさわってもいたい。でも、かゆいし、もうやだ!」といまにも泣きそうです。
ワセリンをぬっていると…
「おかあさん、ぼく、ステロイドがつかえる人だったらよかったのに。あれ? ちがうんだっけ?
ステロイドつかってたから、こうなったんだっけ?」と、ぼそぼそ言います。
「う~ん。ステロイドをつかったからこうなったのか、どうかはわからない。でも、ステロイドをつかっても、いっとき、かゆくないだけで、なおらない。だから、やめた」
これがうらがわ。ひどいのはひざの両脇ですが…。
「じゃー、ぼく、どうなるの? いつなおるの?」
「ふっくん。あなたのアトピーは、なおりません。ずっと、おつきあい。たぶん、ずっと一緒。だから、なくすことをかんがえないで、お友だちになる方法、かんがえようよ」
「え~~っ」
「これ、あなたの体質だもん。だからよくなることもある。忘れてるときもある。でも、あなたが疲れたり、いやなことがいっぱいあったり、そうでなくても、環境がかわったりすると、また「いま、ぼく、しんどいよ~~」って、アトピーがでてくる」
「ぼく、いま、しんどいことあるかな~」
「きっと、コンクール、ふっくんにとってもプレッシャーなんだとおもうよ」
(ふっくん、習い事をしているのですが、突然「コンクールにでる」といいだし、毎日(でも、かなりいやいや(笑))、猛練習しています)
「ああ。そうか~。でも、ぼくだけ、すごい損じゃん」
「そんなことないよ~。みんな、いろいろだよ。ひっくんは、アトピーじゃないけど、つらかったり、いやなことあると、チックっていって、目をゴシゴシしたり、唇の周囲が切れるまで咬んだり、顔をへんなふうにしかめたりするときあるじゃない」
「うん。あるね。目のとき危なかったよね。お医者さんに失明しますっていわれちゃって」
「うん。おとうさんは、最近疲れると、目にヘルペスでてきて、痛がってるしさ」
「おかあさんは?」
「いろいろ~。腰が痛くなったり、痔になったり」
「じゃー、ぼくのアトピーもしかたないんだ」
「うん」
「掻くのも慣れてるし、知ってることのほうが、ましか」
「かも」
「あ~、でも、やっかいだな~。あっ、おかあさん、もういいよ。これでそっとズボンおろして。あっ、あと、肘の内側にも、ついでにぬっとこ」
そういって、ふっくんは布団にもどりました。

きのうの朝、おきてくるとふっくんは、「おかーさん、あれからぼく、すぐ眠れたんだよね。あれ、いいね。これからは、おふろからでてからすぐと、ねるまえにもう一回、ワセリンぬるよ。そしたら、夜中にかゆくて目がさめないとおもうから」と、機嫌よく話していました。

こうして、ひとつひとつ、対処方法をおぼえていってくれると、安心します。

<二番目不安!?>

と、おもったら、翌日もまた、ねるまえに「かゆい」とぐずぐず。「ワセリンの塗り方がすくない!」と怒ってきました。
そういえば、このところ、小学校からしょっちゅう電話がかかってきます。
「おかあさん、またごめんね~。ふっくんが、今日の帰りどうしたらいいかわからないって」と。
ふっくんは、放課後、校内の「学童」みたいなものにいっています。毎日、出欠表に「17時半おむかえあり」って書いて、わたしているのに…。
担任の先生が「おにいちゃんに、きこうよ」と、ひっくんのところにつれていってくれるそうですが、
ひっくんがなにを言っても「おかあさんに、きいてほしい」の一点張り。
担任の先生は、「自己主張ができるのは、いいことです」と笑ってくれています。
本人は、「不安だから」といいます。たしかに、ふっくん、人の話きいてないことが、おおくて、いろいろまちがえます。でも…。
ダンくんは、「放課後に学校にのこるのが、いやなんちゃうか」といいます。
ひっくんは「不安っていうけどさ~、あれ、おかあさんに、かまってほしいんだとおもうよ」と。

たぶん、ひっくんが一番、あたりのような。
いろんなしりあいと話していても、3人きょうだいのまんなかは、「かわいがられてない」とか、「さみしい」とか、「なかまはずれ」感をもっているケースがおおいような。
ものすごく「ふっくん、すき~」とか言ってるのにな~~。
というわけで、きのうは、ちょっと、意識的にふっくんとしゃべったり、おふろに一緒にはいったり。

そのせいか、ねるまえに「かゆい」とぐずりませんでした。








2012年11月14日水曜日

半ズボンとかゆみ

2012年11月14日(水)
1ヶ月以上もたってしまいました。
あれから、ふたりともかなりよくなり…。

みっくんは、左膝のうしろがわに、はば1センチ、ながさ3センチくらいのもりあがりはあり、そこは猛烈にかゆがっていますが、そのほかは、まったくきれいになりました。
が…ふっくんは11月にはいっても、半ズボン生活だったせいか…。
こがらしにふかれたひざ下が、一気に悪化。あわてて「長ズボン、はいていって!!」といったものの…。くるぶしソックスのためか、足首が悪化。こんどは「あったかくなるまで、むこうずねまであるソックスにして!!」

さいきんお気に入りのうさぎの毛といっしょに。
そして…よくわかりませんが、足が悪化してくると、なんだか肘から下もひどくなります…。最近は、顔にはほとんどでなくなり、首もとっきどき赤みがある程度になったのに、です。

でも、あいかわらず頭はにおいません。
先日も「おかあさん、耳掃除して〜」とやってきたので、「いいよ〜」「???」「ふっくん、なんか耳のちかくがぬるぬるしてる気がするけど、あたまあらったのいつ?」
「火曜日」「えっ? 今日、木曜日だから、だったらおかしいよね〜。あっ! あぶらがいっぱいでるようになったのかな?」といったら、ふっくん、深くため息をつき、
「おかーさん、先週の火曜日だよ、洗ったの」
「えっ!? おいっ!!!!」というわけで、ため息をつきたいのは、こっちでした(爆)。


2012年10月4日木曜日

おちついてきました

2012年10月4日(木)

ごぶさたしてしまいました。

おかげさまで、ふっくんの皮膚はちょっとずつ、よくなってきました。
もちろん、あいかわらず、乾燥するとかゆがって、皮膚にときどきかいたあとの白い線がいっぱいついていることがありますが、ワセリンをうすくぬって対処しています。

足首は、いまもかゆいそうです。
一時期、すねの部分にまるく湿疹がかたまりだし、ふっくん「また、はじまった!」と、おちこんでいました。ちょうどおととし、ステロイドをやめた2010年の9月ごろ、すねにまるく貨幣状湿疹がもりあがり、これにくるしんでいたので…。

でも、それもどうやら、また散っていって、いまはけっこう、きれいになっています。




最近、目はちょっとかゆそうですけど。

みっくんの膝裏も、じゅくじゅくとかさかさをくりかえしましたが、なんとかガーゼをはらなくても、長ズボンでしのげる程度になりました。


2012年9月5日水曜日

またまた、悪化…

2012 年9月5日(水)
すっかりごぶさたしてしまいました。

さて、おかげさまでみっくんの膝裏は、あとうっすら赤い部分があるだけに。
掻いてはいますが、日中も半ズボン。夜も半ズボンでねるようになりました。
本人は、たいそうご満悦。

が…ふっくんが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
ひどいです…。ひさびさです。金属臭もしています。
本人も気にしています。
が…おばあちゃんが…。「ま〜、どうしてまたこんなにひどくなっちゃったの!!」
「かわいそう!」「どうしてほっておくの!!」また、2年前に逆もどり…。

ふっくんは、はじめは黙ってきいていたものの、そのうち「うるさい!」「そんなこと言って、うれしいの?」と反論。
おばちゃん「だって、ひどいんだもん。かゆいでしょ。いたいでしょう。おばあちゃん、かわいそうで泣けてきちゃう」
足首、ひざうらがとくに悪化。
この写真より、実物は「あ〜〜」ってかんじです。
「ねー、おばあちゃんが泣いたからって、ぼくがよくなるとでも思ってるの? ぼくががまんしてるんだよ。おばちゃんは、だまっててよ!!」ときれました。
けだし、正論…。

でも、こうしておばあちゃんをせめたくなるほど、じつはふっくんも気にしてるということです。
なにがいけなかったのかしら。
最近、自分のいそがしさにかまけて、掃除がゆきとどいていないのが、一番だめかも…。


2012年7月29日日曜日

ガーゼ、復活! 滲出液がおさまってきました。

2012年7月29日(日)
すっかりごぶさたしてしまいました!!!
ここ2ヶ月、いろいろありました。

<みっくんの膝裏>
まずは、みっくんの膝裏が、悪化!のきわみ!!
一時は、膝裏全体にとびひがひろがり、みるからに「痛々しい」かんじに。

が、それをみたふっくん
「うわっ!!みっくん、ひどいじゃん。それ、ぼくがいちばんすごかったときより、ずっとひどいよ」とうれしそう。
で、ケンカになりました…(あほっ)。

とりあえず、みっくんは、テラマイシンぬってガーゼをはりました。
全部かさぶたになって治りかけのときに、またかきむしります。
すると、皮膚が赤くべろんとめくれて滲出液がしみだします。
そうすると痛がって、膝がまげられません。
みっくん、だいぶよくなりました。
まだ右側の内側がじゅくじゅく。
しかし、薄皮がはって、下に丈夫な皮膚ができ、うす皮の周囲がぺろんとめくれだす頃、また猛烈にかゆくなって、掻き壊すのくりかえし。
こんなことを、2ヶ月もつづけて、やっと!!!!
そういえば、ふっくんが、浸出液でじゅくじゅくだったときは、洗いざらしのガーゼをはって、包帯をまいていたことを思い出しました!!
「ごめ〜〜〜〜〜〜ん!!!」(おそいしっ!)
こっちは、ふっくんの膝裏。
で、それ以来、けっこう順調です。
滲出液のときは、ガーゼに包帯のみ。
薄皮がはってきてかさかさしはじめたら、うっすらワセリンにカーゼ。ときどき絆創膏でとめたり、包帯にしたり。
かんがえれば、じゅくじゅくがズボンにはりついて、それをぬぐたびに、薄皮がぺろんとめくれて、痛がって…。なおるはずありませんね。

<ふっくんは、あせも>
みっくんのひどい膝裏に自信がついたのか、「今年は、なるべくクーラーがまんする!」「こんなの平気」とあせもがひろがっていっても、がまんくらべをしていたふっくん。
かなり、おさまってきました。でも、全体的に、
赤い発疹があり、その周囲の皮膚は白くかさかさういています。
あたりまえですが…悪化しました。ふっくんの「がんばる気持ちを応援したい!」とおもいましたが、ほかっておきすぎ…。6月中旬には、2年ぶりに、金属臭が、ふっくんからただよいはじめまた。
「ごめんね〜〜〜」
でも、あれから一ヶ月、いまは、クーラーも適当につかって、なんとかあせもがおさまってきました。こちらは、ワセリンと亜鉛化軟膏がまじったものを、うっすらつけています。
ただし、あせもがひどいときは、なにもつけませんでした。


2012年5月20日日曜日

話題にしにくいステロイド

2012年5月20日(土)
おひさしぶりです。
おかげさまで、ふっくんはかなりおちついています。
あしの表側はすっかりきれい
でも、みっくんのひざうらは、ちょっとひどくて、つねに流血。とびひとかさぶたを繰り返しています。
苦肉の策で、ねるときはスリムな綿のパンツ。これだとズボンの裾がふくらはぎより上にはいきません。なので直接、かかずにすみます。でも、これからは暑くなるし、どうしようかしら。
うらも、いいかんじです。でも、寝る前はかいています。
背中にもぽつぽつがひろがりだして、しょっちゅう柱の角に背中こすりつけています。
「背中、かいて〜」ともやってきます。爪をたてて掻かないと怒ります。
わたしが断固拒否すると、Tシャツをぬいで、タオルをななめがけにしてこすっているときも。ちょっと、不憫。
今回、みっくんは、おふろあがりにそそくさと「掻きすぎないように」とズボンを自らはいてしまったので、写真はふっくんだけです。

さてさて、最近、たてつづけに、ステロイド談義がありました…。
<「なんで、こどもにステロイド!?」>
同年代の知人とあったとき、たまたま、話題がふっくんの脱ステに。すると
「なにやってんの!? そもそもなんでこどもにステロイドなんかぬったの? もう80年代のおわりには、ステロイドの危険なんて言われまくってたわけでしょ。しらなかったの!?」と、もう、ぼろんくそん。
ひさしぶりに、しどろもどろ。
ちなみに、その知人は、社会問題全般にアンテナ高くしている人です。
でも、こんなにきっぱり「ステロイドこどもにつかうなんて、ばか」と私にいった人もはじめて。世の中はひろいな〜としみじみかんじてしまいました。

<「ステロイドなしって、じゃーどうするの?」>
でも、「ママ友」と「こどものアトピーどー」話になったときは…。
ふっくんが突如としていきごんで、ズボンのすそをめくりあげ
「みて、ぼくステロイドやめて、最初はすごくひどくなったけど、もうこんなにきれいになったんだよ。つかうのやめてあげなよ。ぜったい、ぼくみたいになるから」と力説。
たしかに、その「ママ友」のうちの子たちと、うちの子たちは仲良し。だからこそ、ふっくん、力がはいったのでしょうが…。「ママ友」は、大困惑。
「いや、だめってはなし、きいたことあるけど、でも。え〜〜〜。うち、薬ものませちゃってるし。いや、だって、くすりなしじゃー、夜なくし。えっ!? ほんとにやめたの?」
「うん。最初は、夜中に絶叫されたりね〜かわいそうだったけど。でも、がまんしてたら1年くらいで、まえよりよくなったかな〜。みためはかわらないんだけど、かゆさがちがうみたい。薬つかってた頃はね〜もう、ぐわ〜〜って、かきむしるってかんじで、突然すごい勢いで掻いてたけど、いまはね〜、ぽりぽりぽりぽり、ぐらい」
「え〜、でも、そんな、じゃーなに? 水買うとか?」
ここで、ふっくんまたもわりこみます。
「だから、なんにも。ワセリンだけ。あれ、けっこういいんだって」
でも、その「ママ友」は不信げに私を見、「たしかに、ワセリンしかぬってない」と言うと、視線をはずして遠くをみてしまいました。
「ま〜でも、こどもにもよるし、状態にもよるもんね。たまたまふっくんは、ステロイドやめてよかったけど、みんながみんなそうともかぎらないかも」とつい、言ってしまいました。
「うん、そうだよね」とやっと、彼女は明るい声で返事をしてくれて「むずかしいね〜」でこの話は終了。
やっぱり、ステロイドのはなし、よっぽど気心がしれてないと、率直な意見は言えないな〜としみじみ。

<「…」「…」>
さて、じつはひっくんの足に、半年ぐらいまえから「いぼ」ができました。
「イボコロリ、ためしたいよ〜」と言われても、「どうせなら、お医者さんでとってもらったほうがはやいよ」と私(いえ、小学生の頃の私も、イボコロリけっこう好きだったんですが、今回、薬局にいって、あまりの種類の多さににどれを買うかで悩みまくり、「医者にいこう」とおもったのが、事実です)。
でも、皮膚科もちょっとどこも行きにくい(近隣の皮膚科はほとんど、ふっくんつれて行ったことがあります)。小児科につれていったら「うち液体窒素おいてないから、皮膚科にいってといわれてしまうし、それで足がとおのいていましたが、ついに「くつにあたって痛い」というので、つかちに先生のところに!
よろこんだのが、ふっくん。「ぼくもいって、からだみせる!」とおおはりきり。
一回目は、となりの診察室からアルメタとロコイドの使い分けの話がきこえてきました。ふっくんの顔がひきしまります。でも、私にしてみれば、その患者さんにふっくんの「ステロイド、やめたらよくなった」話をきかせるのって、どうなの!?と悩み(つまり「患者さん、動揺しないか」+「先生の立場、なくなるかも」)、ふっくんに「今日は、やめよ」と言い、外にだしました。
2回目は、「今日はいく!」と診察室へ。先生、ふっくんをみるなり、前身に視線をはしらせました。ふたり同時に視線をはずすと、先生もふっくんも液体窒素に注意を集中。
どうみても、ふたりのあいだに「きまずさ」がただよっていました。
結局、ふっくんは無言で退室。
あんなに「いつか、つかちに先生に、からだみせて、きれいになったっておしえてあげたい!」とはりきっていたのに。
先生は、どうおもったのかな〜。
でも、つかちに先生、患者だったふっくんに対し、これまでも「味方」のつもりでいてれくたんだろうなっとは思えました。

でも、お医者さんとも話すのもむずかしいです。
いつか、「こんなブログかいてます」「すくなくと、こどもにステロイドは、もうちょっと慎重に」なんて話せる日がくるでしょうか?
率直に、意見交換できる日が、くるといいな〜。


2012年4月1日日曜日

「ステロイドつかわなくても、なおるんでしょうか?」

2012年4月1日(日)
ごぶさたしました。今日はエイプリルフールです。
朝から、どうしてもDSがほしいのに買ってもらえないひっくんは「今日は、DS買ってもらえないな〜」「あっ、今日、エイプリルフールだね〜」なんて言っていました(笑)。

<さいきんのふっくん>
おかげさまで、元気です。
3月に以前貨幣上湿疹ができていたところが、再びまあるく赤くなり、本人「うわっ!なんで!! ぼく、掻いてないよ!」とあわてていましたが、それもなくなってきました。
しもやけも、今年はぜんぜんひどくなかったし、足がつめたくて眠れないってこともなかったです。でも、さすがに3月にはいって目は赤くなり、鼻水もひどくなりました。
目薬はパタノール、鼻用ののみぐすりはクラリチンです。
耳鼻科にいくと、いつもお約束のように吸入用の機具をわたされますが、彼、いまでは無言で手をふって断っています(笑)。
6月に吸入にステロイドがはいっていたせいか、あせものせいか原因不明ですが、いっきに肌状態が悪化したのがよほどつらかったようです。

<小児科で>

すみれ先生のところにいってきました。血圧の薬を転用した成長ホルモンをうながす薬をのみはじめて3ヶ月、ここ3ヶ月で身長は2センチのびました。
これが薬のせいかどうかはわかりません。とりあえず、血液検査をして異常がなければこのままもうすこし薬をのみつづけることになりました。
でも、すみれ先生の第一声は「まー! なんてきれいになったの。もうアトピーの子じゃないみたいじゃない!」そして続けて、小さな声で「ほんとに、ステロイドつかわなくても気長に待てば、みんなこんなにきれいになるのかしら」と。
3月30日このところ、かなりきれいです。
すかさずふっくん「うん。たしかにやめたときはつらかったけど、大丈夫。ぜったいよくなる。いまもかゆいときあるけど、かゆさがぜんぜん違うんだよ。前は、うわ〜〜〜!!!!!って叫びたいくらいのかゆさだってけど、いまはちょっとかゆいなくらい。ワセリンで十分」
先生、苦笑していましたが、彼の手足を手にとり、まじまじとながめていました。
たしかに、親の わたしからみても、この冬ひどかったのはみっくんのほう。
ひっくんのひざうら
こっちは、みっくんのひざうらです。
一時は、とびひになりかけてあわててテラマイシンをぬったこともありました。でも、こちらもすこしずつ、よくなっています。


2012年2月19日日曜日

掻きかた講習会!?

2012年2月19日(日)
<かきかたうんちく>
おかげさまで、ふっくんはぼちぼちです。
ちかくでみると、ぶつぶつしていますが、
本人は、きにしていないよう。
足全体は、ぶつぶつしていますが、最近では、めったに流血することもありません。
この冬は、しもやけもたいしたことなく、あかぎれもまったくありません。
ですから、おふろの入り方もかなりいいかげん。毎日、はいっていますが、脱塩素シャワーにするにも忘れていたりします。

でも、反対にみっくんの膝裏は一進一退。
かきすぎて、流血し、乾燥してくると皮膚がつっぱって痛むため足をひいて歩いています。
「かくの、がまんした!」と報告がある日は、なおってきています。でも、また油断して、ばりばりかいて、流血。
どちらかといえば、膝裏のほうがぶつぶつです。
そんなことのくりかえし。

みかねたふっくん、「それ、掻き方がわるんだよ」と 「ぎゅーってつねると、血がでないし、あぶらがにじんでくるかんじていいよ」「どうしても爪たててかきたいときは、ばりばりやらずにもっとそっと、爪でやさしくひっかくかんじ」などなど掻き方レクチャー。でも、負けず嫌いなみっくん、「そんな掻き方だときもちよくないわ!!」と反論。

でも、あとから「おかー、しってる?ちょっと、手、かしてよ。 こうして爪立てても、こしょこしょするみたいにかくと、くすぐったいだけでしょ。でも、ほら、もうちょっとつよくすると、きもちいいでしょ。でもねー、こうやって力いれてばりばり~~ってかくと、血がでちゃうんだよ」と私相手に、レクチャー。で、実践しています。さいきんは、けっこう流血する日もすくなくなってきました。
が…みっくん、おかーさんの手はいまも、きみの「ばりばり~」の実演のせいで、直後は赤いみみずばれ。いまも、ところどころ、ちっちゃいかさぶたがのこってるんですけど…。痛かったし(笑)。




2012年1月19日木曜日

病院、いきたい!?

2012年1月19日(木)

<みっくんが、悪化>
ここ1週間で、みっくんの膝のうらがわのアトピーが急速に悪化しました。
ふっくんの膝裏は、赤い発疹が広範囲にひろがっていますが、みっくんの場合は、赤い発疹が集合していてみるからにかゆそう。
日に2回くらい「病院いきたい!」「病院でくすりもらう!」と主張。
わたしは「いいよ、そのうちおさまってくるから」とかるくながしていましたが、ダンくんが弱気に。
「あんなに言うんだから、病院つれてったったらいいんちゃうん。ステロイド1回ぬったら、さっとひくかもしれんし、そしたら、またやめることにして」と言いはじめました。
それをききつけたふっくん。
「おとうさん。ステロイドはぬったら、そのときはよくなるよ。でもね、つぎにもっとすごいのがでてくるの。ぼくのひざの下のところ、おっきなおやま(貨幣状湿疹のこと)になって、ず~っとすごいかゆかったんだから。やっと、最近、なくなったんだよ。お医者さん行かなくても、そのうちなおるから、ワセリンぬってたほうがいいよ。ね~、おかあさん」
雄弁でした。
ダンくん、撃沈。
みっくんも「じゃー、わかったよ。ワセリンにしてやるよ」(と、この人、いつも口調がいばっています(笑))
ふっくんの、これはおもいこみなのか、現状認識なのか、わかりませんが…。

でも、たしかに、いまも掻いてはいますが、まえみたいに、「かきむしる」とか、「つねに、そわそわかいている」って様子は、いまやまったくみられません。ときどき、おもいだしたように「もう!かゆい」とはおこっていますが、そのくらいなら、蚊にさされたのと大差ないくらい。
ふっくんもそれは、実感しているのかも。

<ふとん乾燥機のジレンマ>
そうそう、今朝は
「おかーさん! もう、ぼくのふとん、乾燥機かけるのやめてよ! あつくてかゆい!」といいます。
「う〜ん、ごめん。ひっくんが好きなんだよね〜。じゃー、これから、ひっくんだけにしておこうか」
「…」
「どうする?」
「…」
「ふっくんは、夏モードにして、つかう? そしたら暑くないよ」
「うるさい!!!」
どうやら、ふっくん、「ねるときさむい」と「かゆくなる」を両天秤にかけて、なやんでいたもよう。
ぼちぼちです。
最近は、さきにふっくんがひとりで寝る練習をしているので、「寒い&さみしい」よりは、かゆくても「さみしいけど、あたたかい」をえらんだのか!?
なお、今晩は、「お〜、きょうも、あったかいね〜」といそいそ、布団にはいっていきました(爆)。


<しもやけ>
ことしは、快調です!
問題はひざうら…
ひっくんは、部活をしていることもあるのか、ひどいしもやけが3つ。
でも、ふっくんは、ことし一つ。でも、ごくごくかるいので、痛がって泣いたりしません。
うれしいです!

2012年1月4日水曜日

ココナツオイルとワセリン

2012年1月4日(水)
<またしても、しもやけが…>
あけましておめでとうございます!
おかげさまで、ふっくん、ぼちぼちです。
残念ながら、しもやけは、一カ所できました…。ただし、ふっくんだけでなく、息子3人そろって、冬休みにはいってすぐ…。
その頃、よく3人ともスリッパもはかずに、家のなかを爪先だって歩きまわり、立ち止まるときは、片方の足に片方のっけていました…(いや、たしかに冷たい場所は最小限でしょうけど、でも、先に、スリッパさがせよ〜〜〜!!(爆))。
というわけで、なかよく、しもやけ。
でも、いまはかなりよくなってきました。

<ココナツオイルとワセリン>
肌のほうは…
やはり、この12月中旬、私がたまたまココナツ100%のオイルを買ってきたんです。フェアトレードの商品だったし、なんだか「買わなくちゃ!」気分に。
これがまた、あま〜いココナツのかおりひろがるすてきなオイル。
3人とも、「ココナツぬる!!」と、意気揚々。カサカサの部分がないひっくんは、せめてとかさかさの唇にぬりたくりっています(ちなみに、「おかーさん!これ、あまくない!」と怒ってきました…。あほ〜〜〜。甘くないってば)。
ところが、3日めの夜、ふっくんが「おかーさん、ねるとき、めちゃくちゃかゆくなる!ココナツのせいかも!」といいはじめました。みっくんは、ひざうらにぬっていましたが、「そんなことないよ。ココナツ、いいよ!」と強く主張。
が…4日め、ふっくんは「今日から、ワセリンにもどす。ぜったい、ココナツ、あやしい」と拒否。すると、みっくんも、きのうの勢いどこへやら。「よし!今日から、ワセリンだ!」と転向。
その夜は、「うん。なんだか、ワセリンだとおちつくね〜」などと、ふたりで笑って眠りました。
私も彼らにあわせて、ワセリンもココナツもためしましたが、ちがいはまったく不明。
なんだか、そうした違いをしっかりキャッチできるふっくん、ちょっとかっこいいって思ってしまいました。
今日のふっくん、ひじの内側がかゆそう。
でも「前に足のすね、あんなにかゆかったのに、
もう、どんなかゆさかわすれちゃったよ」と
得意そうに話しています。

<おふろ>
でも、ことしはなんだか、なりゆきで、ふっくんも毎日、入浴しています。
おふろには、ヒノキオイルを数滴たらしています。
ただ、からだも頭も、石鹸であらうのは、1週間に1回程度。
なお、彼の手はあいかわらず、きれい。あかぎれも、湿疹もありません。なんか、去年、山下さんに「どうしましょ〜〜」と泣きついたのが、うそのよう。
これが膝裏。内側がかゆいそうです。
たしかに…。
ありがたいことです。