2010年12月9日木曜日

創傷の「標準治療」はいまも「湿潤療法」ではない!?

2010年12月9日(木)
かかないつもりでしたが…おもわぬアクシデントがあったので!!(笑)

<マスクにガーゼをあてた!?>
昨日、職場に保育園から電話がかかってきました。
(え〜、熱でもだしたのかしら…)とおそるおそる受話器をとると…
「ごめんね、おかあさん。ふっくん、さっき頭ににわとりのっけてたんだけど…」
(はぁ? にわとり〜!? たしか、今日は移動動物園が保育園にくる日だったよね。しかし、なんでまた、頭ににわとり。で、なんで、それで、職場に電話?)わたしの脳内、ますますクエスチョンマークがいっぱい。

とにかく、先生のはなす事情を優先するならば(ふっくんの説明は、これとちがっていましたが、先生の説明のほうが、説得力あり(笑))、
ともだちとにわとりを頭にのっけることができるか競争になり、ふたりでのせっこをしていた。そこで、ふっくんが「ぼくは、もっとすごいよ」とにわとりを頭にのせたまま走りだしたため、おびえたにわとりがふっくんの顔を踏み台にジャンプ。顔をけさがけにひっかかれた。
ということらしい…。

「なにしとるん、ふっくん! すごいあほ〜〜〜〜。うわ〜、うちのむすこ、あほすぎ〜〜〜」もう、大爆笑。
「いや、それでね、おかあさん、ふっくんテープはるとかぶれるでしょ。だから、いまのとこつかいすてのマスクにガーゼをあてて、それで傷おさえてるんだけど、どうしよう。病院、こっちでつれてこうか?」
「だって、にわとりにひっかかれただけですよね。目にはいったりしました?」
「いや、ちょうど目はさけられて…。まー、傷は浅いけど、長いんだよね」
「本人は、なんていってますか?」
「ここにいるから、ちょっときいてみるね」ふっくんの声がとおくから、きこえてきます。
「いたいけど、これ病院いくようなけがじゃないよ」
「おかーさん、きこえた? こんなふうにいってる。とりあえず傷口はすぐ洗ったからね」
「ありがとうございます。では、本人の判断、優先してください。もし、むかえにいって気になったら、私が病院つれてきますね」

というわけで…それでも気になったので、「湿潤療法」をしている医者をネットで検索して、いつもよりははやめにおむかえにいきました。
なんだ、「けさがけ」ってほんの5センチくらい、鼻からほっぺにむけて、ひっかき傷があるだけ。よかった〜。

でも、とにかく顔なので、めだちます。保育園におむかえにくるおかあさんが、つぎつぎふっくんに「どうしたの〜!!その顔!」と話しかけてくれます。
事情をはなすたびに…「にわとり、頭にのせた!? めっちゃおもしろい〜。よく思いついたね」と爆笑する人、「そんなにひどくなくて、よかったね。にわとり頭にのせるなんて経験、いまどきなかなかできないよ」とほめてくれる人、「そんな! 鳥なんてどんなばい菌もってるかわからないのに! おかあさんに病院つれてってもらわないと! 先生はつれてってくれなかったの!?」と憤慨する人、様々でした…。
なんか、おかあさんたちの反応がかなりおもしろかったです…。

でも、ふっくんがしていたつかいすてマスクは、内側からガーゼがテープでとめてあって、ちょうど傷にあたるようにゴムのながさも調節してありました…それをみて、保育園の先生たち「バンドエイドも、ガーゼをテープでとめるのもふっくんがかぶれてはいけない!」と、いろいろかんがえてくださったんだな〜と、しみじみありがたかったです。

<外科医間の湿潤療法は、皮膚科医間の脱ステとおなじ!?>
ちなみに、場所的にプラスモイストははりにくい…。このまえ、キズパワーパッドかぶれなかったから、それでいこう!と、おふろあがりにはりました。
こんなとき、「ステロイドやめてよかった〜」とおもってしまいます。
だれか臨床の方が、これ実証してくれないでしょうか…。ステロイド使用中のキズパワーパッドは、私のしってる十数人の人はみんなひどくかぶれているのです…。
というわけで…外傷にかんして湿潤療法を推奨していらっしゃるお医者さんにメールでといあわせてみましたが、ステロイド使用については関心をもっていらっしゃらないようでした。
返事の要点は以下の3つでした。
①ODT療法(密封療法)は皮膚科では数十年前から世界標準治療である
(ゆえに、アトピー治療においてステロイドを使用してラップでおおう方法は有効である)
②ラップやキズパワーパッドは、たしかにあせもやとひびを併発しやすい。その場合はプラスモイストが有効。
(プラスモイストは、吸収力が高いために、とびひや湿疹の治療にも有効である)
③湿潤療法を理解しようとしない医師は、勉強不足のばか

このお返事からすると、アトピー治療においてステロイドを使用したうえでラップでおおうODT療法で甲状腺機能に異常をきたした人がたくさんいるといったおー先生の見解はどうなるのでしょうか…。
う〜ん、外科の先生ですから、創傷に関する縫合・消毒に疑問はもたれても、アトピーにおけるステロイドの依存性といった問題には関心がなくて当然かもしれませんが…。でも、創傷治療や熱傷治療について「標準治療」のあり方を批判されている医師が、皮膚科のODT療法となると「世界標準治療である」と権威をもちだされることが、ちょっとおもしろくはありました。
②番目は、すごくなっとくしました。ふっくんもプラスモイストではかぶれたことがありません。
ちなみに、このお返事は、③にもっとも力がはいっていたような…。
う〜ん…湿潤療法は、世間的には徐々に認知されているように私はかんじていましたが、「外科学会」の中ではアウトローなのかもしれませんね。
皮膚科医の権威がなかなかステロイド依存をみとめたがらないように、外科医の権威はやはり湿潤療法をみとめたがらないということは十分にかんがえられます。
もっとも脱ステを標榜する医者よりも、湿潤療法を標榜する医者のほうが勢いが強いかんじは、印象ですがうけています…。
近所の総合病院でも院内の大型スクリーンに「当院では、外傷には湿潤療法をおこなっています」とうつしだされています。その後、湿潤療法の詳しい説明がはじまるのですが…最後にちいさく「一部の医師は従来の消毒法を支持しています」的な表示がながれます。看護師さんにきいてみたら「うちの若いドクターはみんな湿潤療法に移行したんですが…ひとり強行に反対なさってるドクターがいて…その方がこの一文をいれろと…。ないしょですよ」と、こっそりおしえてくれました…(爆)。

このメールで勉強になったのは、ステロイド使用中の人でもプラスモイストはいけるであろうことと、もう1つは、外科の先生に、アトピーに関するステロイド使用のことまで越境して考えてもらおうというのが、おかど違いだったなということです。
でも、アトピーの人もけがをします。そのとき…ステロイド使用者かどうかたずねたうえで、もちいる衛生材料を考えてくださったらありがたいですよね…。むろん、アトピーにかぎりませんけど。

いま気になって、「創傷 標準治療」でぐぐってみると…ありました!!!
やはり、創傷の湿潤療法は「標準治療」としてみとめられてない…褥瘡治療でかろうじてふれられた程度だそうです。
きよすクリニック 診察室から
きよすクリニックの院長先生の態度、いいな〜とおもいます。

内部で意見がくいちがうことはどの「業界」でもあることだとおもいます。そんなときに「私の信じる意見こそがただしい」と固執するまえに、いったん白紙にどして異なる主張を十分に吟味してあらためて態度をきめるというプロセスは重要だとつくづくおもいました。


<きのうのふっくん>
なんとなく、手順がおちついてきました。
かいてかさぶたをとってしまった部分にはマキロン
かさぶたになっている湿疹と、乾燥してしろくかいたあとがのこっている部分には亜鉛華軟膏入りワセリン
肘の内側は、かなりかさぶたがあつくなりもう水疱はふえていませんがとりあえずゾビラックス
しもやけには、メンソレータムぬってます。
ねるときのアイスノンは、さむからか、わすれたり、つかったり。
最近、寝る前以外はあまりかゆくないようで、ローラー針をもちあるくこともなくなりました。

4 件のコメント:

  1. こんにちは。じつは湿潤療法のこと全然知らなくて、先日たまたまある人のブログで紹介されてた本に興味を持ち、一昨日ネットで注文して今日届く予定なんです(^_^) 皮膚について勉強することは自分の回復にもなにか通じるとこがあるのかなって思いまして。本が届くの楽しみやったんですが、たまたまピーフケさんの日記に湿潤療法が書いてあってなおさら本が届くの楽しみになりました(>_<)

    それにしてもお子さんはいつもいつも頼もしいですね(^_^)先日のコメントに対するお返事には思わず笑ってしまいましたしニワトリにつても想像して笑ってしまいました( ̄▽ ̄;) 将来大物になりますよ☆

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  2. 鶏を頭に載せる~? サイコー!!!
    ふっくんの頭の上でトサカが揺れている絵が頭から離れません・・・
    でも、走ったらニワトリさんも怖いと思うよ。

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  3. ノブコフさん、あーちゃん、こんばんは。コメント、ありがとうございます!
    ふっくん、すごいよろこんでました。
    今日も、しーな先生のところで、きかれてもいないのに、「ステロイドつかってないから、キズパワーパッドはってもだいじょうぶ。みてみて」と、顔をつきだしてはなしだし、看護師さんを翻弄していました(笑)。
    たずねられたことには、気がむいたときしかこたえないくせに、話したいことだけやたら饒舌な人です…(ふ〜っ)。

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  4. 私は今しばらくブログサイトにいましたが、今日は私も被害者だったので、自分の話を共有すべきだと感じました。私は6年間HIVに感染していましたが、治療法が得られるとは思っていなかったので、2年間の関係で別れた後も結婚するはずだった男性と結婚することができなくなりました。彼は私がHIV陽性だったことを知りました。だから私は誰かを治療したブログサイトのDr. Ituaについて知り、その人は彼女がどのように治癒したのか、彼女の連絡先の詳細を話した、私はDr.私の負担が完全に終わったのも彼の漢方薬を使用しました。私の息子はすぐに2になり、私は神に感謝し、彼の薬にも感謝します。次の病気を治すことができます。アルツハイマー病、ベーチェット病、クローン病、パーキンソン病、統合失調症、肺がん、乳がん、コロ-直腸がん、血液がん、前立腺がん、siva。致命的な家族性不眠症第V因子ライデン変異、てんかんデュピュイトラン病、線維形成性小細胞腫瘍側Sc、線維筋痛、フルオロキノロン毒性
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