2010年10月14日木曜日

保育士さんみたいな皮膚科医がいたらうれしい

2010年10月14日(木)
<保育園のおたより帳>
ふっくんのかよう保育園には、おたより帳があります。先生と保護者のあいだのこどもをめぐる情報交換ノートです。
(これ、ときどきない保育園があるようですが…。ないとかなり不安。めんとむかうとぶっきらぼうでも、おたより帳ではすごくきめこまかく書いてくれる先生とかもいて、先生とのコミュニケーションの道具としてはばっちり。でも…わたしは文字をかくのが苦手だから、保育園の先生だったらつらいかも。ワープロとかメールつかっていいなら、はりきっちゃうけどな~。あっ、また余談でした)

で、今朝もおたより帳いれにいれようとページをひらくと…(しまった! 先生からおたりきてた。なになに?)。

「おかーさん、ふっくん、ときどきかゆそうだけど、がんばってるね。えらい。いろいろノートに書いてきてくれて、ありがとう。こっちもできるだけのことはしたいんで、また、なんでも言って。できることは、するから」という文字が…。

朝なのに、はやく行かないとまた遅刻なのに、泣けてきてこまりました…。
先生、ありがとう!! これからも、ふっくん、よろしくおねがいします。


<ステロイドと製薬会社と勉強会>
このメールをよんだ知人から、「ステロイド依存のはなし、はじめてしった! これ、たいへんじゃない。こんど勉強会ひらくことにしました」とメールをもらいました。すごいうれしいです!!
あーちゃんは、まえに「脱ステのはなしは、非科学的だっていろいろ忠告されちゃったりするから、なかなか言えない。だから、ほんと、秘密結社みたいにこそこそ当事者どうして情報交換してたな」って書いてくれたことがありました。
たしかに…私もはじめは、「脱ステなんかしらなかった! ステロイド依存なんてあるらしーよ!」と世紀の大発見をした気分。「ひろめなくちゃ」的に周囲にしゃべりまくって…。
「えっ? つかっちゃだめなの?」「こわがる必要ないってさんざん、言われてるじゃない」等々「ぴーふけ、どーしちゃったん、大丈夫?」的反応をされて…。
(これ、世間話程度じゃ、どーにもならないよ)と気づき、しゃべるのはやめて、ブログに移行したのでありました…。
勉強会、どうなるのかな~。たのしみだな~。また、報告してください!(って、ここで、たのむなって(爆))

もうひとつ…
「育児雑誌とか、健康関係の雑誌で、ステロイド擁護派VSステロイド警告派とか、特集くんでほしいよねー」なんて、メールも。わたしもそうおもいます。でも、こちらは、スポンサー関係でむずかしいかもしれませんね。

~脱線:スポンサーとしての製薬会社~

あーちゃんも、こんなふうに言っていました。(メールからの引用です)
「アメリカでステロイド依存のよりましな治療法が確立されれば、
日本にそれが輸入されるという形になるのかなぁ。
医学は自然科学だからワールドスタンダードを無視できないと思うんだけど、
難しいのはその活動を誰がになうかって問題があると思う。
『うつは心の風邪です』キャンペーンは薬を売りたい製薬会社の貢献が大きいと思うけど、
ステロイドの副作用を治すって依存患者以外の誰にも利益にならないもんね~」

ステロイドには副作用がある!なんて紙上討論、製薬会社がおこってきそうですよね…。
医学界って製薬会社にかなりお金みついでもらっていそうだし…。
(医学系の学会では、ランチョンセミナーなるものがあるそうです。セミナーの講師は、その製薬会社の製品を「医学的」に推奨する学会員の医師、で、聴衆は製薬会社から提供されるランチめあての参加者的な…。数百人分のランチぐらい、宣伝効果をかんがえれば微々たるものなのかもしれませんね。こんなことしてる業界って、ほかにあるのかしら…)

こうした製薬会社と医学の癒着については、以下の本、賛否両論ではありますが、おもしろかったです。
ハーブ・カンチスほか『精神疾患はつくられる-DSM診断の罠』日本評論社、2002年
クリストファー・レーン『乱造される心の病』河出書房、2009年

あっ、でも、こうした本をすすめるからといって、わたしは「だから、うつの薬はのまないで」とはかんがえていません。わたしも、息子も、うつの薬にはお世話になりました。
批判的なのは、「製薬会社」の経済力に依存する医学界のありかたについてであり、そうした背景をベールにつつみ「医学は科学だ!」とありがたがる人をうみつづける、社会の制度に対してです。

おもいっきり、脱線して、ごめんなさい。
人をあてにせず、自分にできる方法で、できる場所で、「NO」を発信しつづけるしかないなって気づけてよかったって話をしたかったんでした。

<ステロイドをやめてよかったこと・残念なこと>
あーちゃんが、「脱ステの思わぬ副次効果を誰かにいいたいコーナー」と題して、よかったこと・残念なことを書き送ってくれました。
よかったことは…彼女の生活に密着しているので、ちょっと紹介するのはやめて…
でもでも、「おふろあがりにらくちん」「薬をもちあるかなくてすむ」「眉毛がはえた!」「からだがかゆくなくなった」などは、ほかの脱ステした人たちと、共通する部分だとおもいます。
ふっくんは、どうおもってるかわからないけど、わたしもらくです。いま。おふろあがりやふっくんのおでかけ…。
もうちょっとしたら、やつもある日ふと気づけば、かゆくなくなってるかしら。だったらいいな♡

残念だったこととして、「からだの関節部分にのこった大きなしわ」と「色素沈着」をあげていました。
が…これって、とどのつまり「ステロイドの副作用」ってことですよね…。
そもそもステロイドをつかわなければ、大きなしわとか、色素沈着はおこらなかった可能性も…。

こういう、脱ステ経験者の「よかったこと」「残念だったこと」経験集みたいな本がでるといいですよね。それをまた「大多数が経験したこと」と、「特殊だけど、こういう経験した人もいた」みたいにわけて…。大多数の経験ばかりじゃ、少数派が不安になるし、でも、少数だけど、わたしはこっちみたいな人は、ぜったいいるはずで…。
あとぴっくの方達とか、かんたんに情報あつまるのではないかしらって、他力本願は、だめですよね。
わたしも、これから、他の人のブログとかでこんなのみつけたら、紹介していきます!

<アトピーとセックス>
そうそう、ほかの人のブログといえば…。まえに、セックスとアトピーについてかかれていたブログがいくつかありました。(さがしたけど、みつからないです!でも、まぼろしではなかったと思います)

・勃起すると、包皮がばりばり・びしびしって、われて痛い…。だから、性的に興奮しないようにきをつけている
・外陰唇もがさがさで、みられるのが苦痛。それ以上に、痛い。
・唇や乳首もひびわれてて、キスしたり、さわられたりすると痛い。
・ステロイドぬってる皮膚をなめられたりすると申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
などなど。

しらなかった…でも、リアルだ…。
いま、セックスレスがよく話題になりますが、「忙しさ」や「草食系」という問題だけではなく、アトピーでセックスレスって、きっとあると思います
。でも、アトピーに対してもスティグマを付与しがちな現代社会…そんなこと大きな声で話題にできない…。

唐突ですが、わたし、出産のとき、「子宮脱」になりました。子宮がさがって、その重みで膣が反転して外にでてくる…。いたい…グロイ…。
ついつい職場の人に言ってみたら、以外にも「私もなったことある~!」という声が。もりあがりました。はげみになりました。

アトピーによる副次的なつらさも、もっと大きな声で話し合えるといいですよね…。
だいたい、アトピーじゃなくても、セックスするとき痛い人っておおいとおもうし。原因ちがっても、対処方法はけっこう同じかも。かたれる場をつくりたいです!

<包茎とステロイド>
ながくなりましたが、もう一つ!!
セックスでおもいだしましたが、こどもの包茎「治療」にステロイドをすすめている医者がいるなんて、ご存じでしたか?
なんでも、ステロイドには皮膚をのばす作用があるので、包皮にステロイドをぬってのばしていると、「包茎」がなおる…。
もう、その医者、糾弾したいです! 深谷元継先生の本とか、佐藤健二先生の本、よんでいるのかしら…。
包皮が、ステロイド依存症になって、ゆくゆく勃起したら、ばりばり・びりびり痛いなんて、ことになったら、どー責任とるんですか!!
だいたい、「包茎」は、治療対象じゃないでしょう!
佐藤小児科のホームページにも、ステロイドと包茎の話がかかれています。下の方です。「子どもの喘息と包茎について」
岩室紳也さんという泌尿器科医は、「むきむき体操」をすすめています。こっちのほうが、ずっと健全。「包茎」に関する風評と事実についても書かれています。

「包茎手術」の黒幕については、以下がおもしろいです。
澁谷知美『平成オトコ塾-悩める男子のための全6章』筑摩書房、2009年

<ついでに…膀胱炎のはなし>
ちなみに、うちの息子たちは、おふろにはいるとき、「おちんちんの先っぽも、ちゃんとシャワーをあてて洗う」ことになっています。一度、ひっくんがたぶん膀胱炎だか尿道炎になりました。ちんちんの先が赤くなって、おしっこするのを痛がって…。
うちのおばーちゃんは昔から「痛くなったら、熱いタオルをあてるか、たらいにお湯をはって、そこで洗えば大丈夫」とおしえてくれいて、たしかに私、それでなおってきました。
なので「オトコの子もいっしょやろ」と、ちんちんの皮をちょっとからだの側にひっぱって、さきっちょをだして、シャワーをかけてみました。なおりました。
で、これがきにいったひっくん、おふろにはいるたびに、するように。むろん、弟たちにもすすめます(とゆーか、やらせる。やらないと、「きたない!」とおこる…(笑))。
そんなある日…みっくんがおもしろがって、皮をなんどもからだの側にひきよせている間に勃起!(とうぜん!?(爆))
「おっきくなった~!」とよろこんでいるうちに…「あっ!」みっくん、むけました…。
あにふたりは、「すげ~」と感嘆の声。
「ぼくも!」とふたりもチャレンジするも、「いた~~」と途中棄権。
こんなすがたがみれるのも、いまのうち。
そのうち、うえの二人は、わたしがしらないあいだに、むけちゃうんだろうな~~。
アトピーのはなしじゃなかった…。すみません。

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