2010年11月5日金曜日

あかぎれ対策みつかる!〜「アングラ」な脱ステの同志たち

2010年11月5日(金)
今日は、かきたいことがありすぎです! ながくなりそうです…。

まずは、かなしかったことから…

<おいもパーティと「手」>
きょう、ふっくんの保育園ではおいもパーティがありました。
自分たちで収穫したさつまいもを、年長さんがホットプレートでやいて、小さい子たちにくばります。
エプロンと三角巾、マスクをもて、うきうきとでかけました。
ところが…かえってくると、プンスコしています。「つまらんかった!」と。

理由はふたつ。
1.せっけんで手をあらうようにしいられた
2.おいもをくばらせてもらえなかった

1つめは…ちょっとがっかりでした。以前にも、手紙にかき、くれぐれも「関係するすべての先生に連絡してください」とおねがいしたのですが…。やっぱり、忘れちゃうんでしょうか。
「せっけんで、手をあらっちゃだめって、おかあさんがいった」と言っても、「だって、レモン石けんだよ、キレイキレイとかじゃなから、いいじゃない」と言われたそうです。たしかに、殺菌効果のあるキレイキレイよりは、ましかもしれませんが…。
というわけで、再度、保育園に手紙をかきます。

2つめは…じつは、よくわかりません。
「ひとり2つって先生が言ったのに、みんなが3つとったから、ぼくのぶんがなくなった」
「先生は、なにもいわなかったの?」
「しらない。とにかく、みんながじゃまして、ぼくはとれなかった」などなど、言っていました。
ふだんだったら「そういうこともあるよ。こんどは、『ぼくも、くばりたい』って、ちゃんと大きな声でいってみよう」くらいでおわるところ…。
しかし、ただいま、ふっくん、手足の「みため」を非常に気にしています。あかぎれも、すごく痛いのに、きっとみんなと同じように参加したくて、なくなく石けんを使ったのだとおもいます。なのに、くばらせてもらえなかった…。
ふっくんは、「ぼくの手がきたないから? だからくばらせてもらえなかったの?」と、かなしそうでした。
ちょっと、私が泣きそうでした。
これも、保育園に事情をきいてみようとおもっています。

でも、今日は、ふっくん、おだやかに眠ったんですよ。そんなにかゆがってもいなかったです。
そういえば、首のぐりぐりもちいさくなってきました。奥歯がだいぶでてきて、かぶさって腫れていた歯茎がおさまってきています。やはり、原因はそれだったのかしら…。でも、まずい! このリンパぐりぐりで、おー先生との関係をふかめようと思っていたのに!! きえちゃうまえに、受診しないと!(←なんか、ちがう気もします…(爆))

では、つぎに…

うれしかった!のコーナーです♡

<こうめさんの主治医に相談!?>
さて…けーさんの知人のこうめさんが、メールをくださいました。
ふっくんのことを、なんとご自分の主治医に相談してくださったとのこと…。
さらには、こうめさんとその主治医の先生が、信頼できる脱ステ応援医のなかで、ぴーふけの家からもっとも近い皮膚科医さんの検討までしてくださったとは…。
泣けてきました。さすが、けーさんの知人…。
その皮膚科医さんがいる病院、なんとダンくんの実家のそばです。ちょっと遠いけど、でも「感染症の危機!」のとき、高速とばせば、なんとかなる距離…。いってみます。
いままでは…「感染症になったときは、ステロイド大量投与されてもしかたない。そこからまた、脱ステすればいい」とはらをくくっていました。でも、「脱ステ再チャレンジ」にふっくんが同意するのかどうか…してくれても、またつらいよな〜と、すこしひるんでもいました。懸案事項がひとつまた、きえていきます。ありがとうございます。

さらに「いまは、ふっくんの様子をみて、つらいかもしれないけれど、今の決断が賢明で、正しかったと思える日は来ます。がんばってくださいね。応援しています」
とも、書いてくださいました。
なぜ、こんなにみなさん、親身になってくださるのでしょうか…。
ほんとに、ほんとに、ありがたいです。


<おばあちゃん直伝!「しもやけ」のなおしかた(脱線です…すみません)>
で、すこしずつ、「あかぎれ」ぐらい…とおもいはじめていました。
実は、今日も職場の人と「わたしたちがこどもの頃は、みんな しもやけとか、あかぎれできてましたよね〜」「ね〜。いまの子はみんな、こぎれいだよね」なんて、話をしていたんです。
私も、ちいさいとき、あかぎれとしもやけがひどくて…。とくにしもやけは、ひどかった。たいてい、足の指にも手の指にもできていました。
すると、おばあちゃんが「はじけるといたいから、なおしてあげる」と、まず、患部をあたためます。
「かゆくなった」というと、指のつけねを糸でぐるぐる、ぎゅーっとしばります。
止血されて、指が紫色にかわってきたところをおばあちゃんが、火であぶった針の先で、ぷすっ。
どすぐろい血がぷっくりもりあがってきます。
そのときまわりをぎゅーぎゅーおして、でるだけの血をしぼります。
おわったら、糸をほどいて、ぐっぱー、ぐっぱー。
しもやけでぱんぱんだった指が、しわしわになっています。
で、これで、ほんとに治っていたんですね〜。
おばあちゃんが、なくなってからは、毎年、自分でやってました…。
(ちなみに、これ、たいしたことのない段階でやると、痛いし、血もあまりでませんでした。不思議です)。
いや、めちゃくちゃ、脱線しました。

ようするに…(笑)
むかしは、あかぎれとか、しもやけに、なやむのは「ふつー」だったのだから、ふっくんにも たえてもらおう。
おつきあいに、せめてわたしも、かさかさになりだした手にも、かさかさしすぎて痛い唇にも、メンソレータム(が、すきです…。これも、おばーちゃんゆずり…。冬は、いつもメンソレータムをもちあるいています)はぬらないでおこう。
「メンソレータム断ちで、おつきあいだ!」なんて、おもっていたのです。

とおもっていたら…

<地下組織? アンダーグラウンド!>
あとっぷの山下さんからもメールがとどきました!
「季節柄、私も手が切れてきました。
ぱっくり割れるとさすがに沁みますね。
6歳のお子さんでしたら尚更いたたまれないでしょう」
と…なんとなんと、「信頼できる人にきいてみました」と、こんな方法をおしえてくださったのです。

題して、
【脱ステ・脱保湿中のあかぎれ対策】!!

まずはガーゼ保護と綿の手袋着用でしょう。しばらくは手洗いをあまりしないような生活が必要です。
注意
1.ガーゼは滅菌したものではなく、水道水で洗って干し、乾いたものを良く揉んで柔らかくしたものを使用。
2.くっついているガーゼは無理にはがさない。
3.ガーゼの上に手袋を使用。手袋を脱ぐときにガーゼをはがさないこと。
4.いったん炎症が治まった指なら(指だけです。手のひら手の甲はだめです)亀裂部分のみワセリンで痛みを抑えることは問題なし。一日一回の外用のみ。

なっ、なんだか、ものすごく妥当な意見!よんでいて、納得してしまいました。
だれに聞いてくださったのか…。こうめさんみたいに、山下さんの主治医!?
とにかく、とにかく、うれしくて、うれしくて、ありがたかったです。
親ですら「がまんさせようか…」とおもいはじめていたのに、みなさん、ほんとうに やさしいです!
それだけ、わたしには「アトピーの現実」が、わかっていないということなのかもしれません。
ときどき、虫にさされると、「ふっくんは、いつもこんなかゆみが、いろんなところにちっているのかな〜」なんて、おもう程度ですから…。だめですね。

いや、でも、ほんとに、うれしいです。

しかし…山下さん、こうめさん、あーちゃん…もちろん、みなさんすばらしいのです。でも、この親身になってくださり方は、すこし特殊な気もします。「マイノリティ」なんだな〜と、ひしひしとかんじるというか…。
あーちゃんが「秘密結社」と言っていた意味を、はじめて実感しています。もちろん「あやしい」という意味ではありません。
「おもてだって活動はしないけれど、同志がいれば、とことん仲間としてむかえいれる」といった感じ。
「地下組織」といったほうが、いいでしょうか。
脱ステを推奨する人は、お医者さんと患者の垣根をこえて、「同志」としてアトピーにとりくんでいる気がします。
これって…かなり「べてるの家」っぽい。
うん? ちょっとまってください。「地下組織」…「アンダーグラウンド」…「アングラ」って、地下運動とか、反体制活動とか、反商業主義の前衛運動って意味ですよね。まさに、脱ステロイドの医療現場じゃないですか! すごっ。かっこいい!

なんか…なかまにいれてくださって、ありがとうございます。光栄です。

<「自分でできる」ということ>
さて、ねるまえ。ひととおり、ふっくんの「ぷんすこ」事件をきいたあと、こうめさんと山下さんの話をしました。
「ふっくんの応援団が、またふえたよ」というと、にっこり。
左足ひどくなりました。
小指の下もあかぎれです。

「ちょっと、ひどいけど、じゃ−、写真、みせてあげないと」と、写真撮影。でも、とるとなったら、ひどい方の手は「こっちはやめる」と…。やっぱり、なにかあったのかしら。

撮影後、あかぎれの対処方法を説明しました。ついでに「じゃじゃ〜ん」とさっそく買ってきたてぶくろもだしたのですが…。が〜ん、ちいさすぎ…。いつのまにか、おおきくなってました…。ありがたいことです。
いつもなら、「ちいさすぎ!」とかおこりだすところですが、今日は「ワセリン、ぬっていいの!」「てぶくろとえらべるの!」と、そちらに気をとられています。
「どっちにしようかな〜」(じゃ、ないんですけど…はなしきいてた? さきにガーゼとてぶくろだよ)
「ねー、おかーさん、ワセリンって、つよいの? ステロイド?」というので、ワセリンの説明をすると…。
「そっか。ワセリンはくすりじゃないんだ。じゃ、てぶくろ、ちいさかったし、きょうはワセリン!」
(えっ、だから、先にガーゼなんだって)
でも、せっかく、彼が自分でえらんだ方法。自分でえらぶって重要だなと、サンホワイトをわたしました。「ちょっとだよ」というと、ちーさくだして

「これで、いたくなくなるね〜」とうれしそうにぬっていました。
「できることがある」って、すばらしいですね。「しもやけおばーちゃん療法」もあれ、自分判断して、できるってところが、うれしかったような気もします。
「自分でできることがある」これは、人のこころをおちつかせるもだと、しみじみおもいました。
山下さん、対処方法をおしえてくださった方、ほんとうにありがとうございます。


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