2010年11月27日土曜日

つらいから理論化したい…

2010年11月27日(土)
<まずは、自分に説明したい>
「なんか、すごい量かいてるけど、だいじょうぶ?」と心配してメールをくれる知人がいます。
「たしかに…。逃避かも…」と思いつつも、「書かずには、いられない日がおおいんだよね。これからは、ちょっとまどおにするから…」なんて、おもっていたら、
「ブログみました。くるしいから理論化したいと書いたベル・フックスをおもいだしました」とのメールが知人からとどきました。
ベル・フックス!!! わたしには、かっこよすぎます!

「つらくてならなかったから、わたしは理論に向かった。(中略)分かりたかったのだ。自分のまわりで、そして自分の中で、いったい何がおこっているのかを知りたかったのだ」
(ベル・フックス『とびこえよ、その囲いを』新水社、2006 年、p.72)
知人が思いをはせてくださったのはこの部分でしょうか…。

ベル・フックスがこの言葉を書いたのは、貧困家庭のアフリカンアメリカンの少女だった時代を回想してのことです。
わたしがいまいる位置は、むろん、彼女よりずっと楽な場所です。が…わたしにとってもこの言葉はやはり真実です。

ある日、ふとステロイドをうたがって、あふれる情報の翻弄され、どうしていいかわからなかった。
ふっくんにもうしわけなくて、自分自身がなにを選択すればいいのかわからなくて、だから、とにかく書き留めておこうと思いました。
もしかしたら、いつかステロイドに疑問をもった人が、私を追試できるように。
「この人、ここで選択まちがえたんじゃないか」とか、「こう悩んでこうしたのか…なら私もやってみようか」とか、そんなふうに検証できる足跡をのこしておこうと思いました(いえいえ、人のためなんかじゃない…私があとで検証できるようにです)。

でも、それ以上に、自分がとにかく納得のいく説明がほしかったとも思います。
このブログを書いていなければ、そこからあーちゃん、山下さん、こうめさん…とつながりがひろがっていかなければ、私は、なにをしたらいいかわからず、孤独で、余裕がなく、だからこそ孤独な戦いを強いられ、ふっくんをおいつめていたとおもいます。

「ベル・フックスをおもいだした」なんて書いてくださって、ありがとうございます。
すごく勇気づけられました。

ブログよんだけど…
<「科学」って、けっきょくなに?>
というメールももらってしまいました。
すみません、それ結局かきませんでした。でも、わからないんです…(おいおい)。

そいうえば、埴谷雄高が『死霊』のなかで、「「私とはなにか」と考えるからわからなくなる。「なにが、私か」を考えろ」といったことを書いていました。高校生の私は「おお!埴谷雄高、あたまいい!]
と感動したのを覚えています。
でも、最後まで「なにが私か」についても、結論はみなかったように思いますが…(埴谷雄高の『死霊』は好きでしたが、その後、彼が自分の妻に「人間の自由意志でできることは自殺と子どもを産まぬこと」と4回も中絶させた話を読んで、「妻に中絶させるまえに、だったら自分がパイプカットなりなんなり避妊を考えなさいよ!」といっきに熱がさめ…)。

でも実際、「私とはなにか」とかんがえることと、「なにが私か」を問うことは、でてくるこたえはかなりずれがあるのは確かです。でも、拡散する問いである「私とはなにか」よりも、収束する問いである「なにが私か」のほうが、その周辺事情は、やはり整理しやすいことはたしかです。
そうした意味で…あのブログは、私にとって、あらためて「科学」をとりまく周辺事情を整理するのに役立ちました。
たとえば、深谷先生が紹介している今回のお金のながれの話は、あまりにえくぐて、これだけよんだら、深谷先生が勘違いしているのではとおもいたくなりますが、まさに、「ジャーナル共同体」の④でしめした「予算と地位の獲得」の話と同じです…。
ため息ものです…。お金はながれだすと道ができますから…。
(あっ!だから「科学なんて」とおとしめようとしているわけではありません。ただ「科学だから」と無批判にうけいれるのはやめましょうとよびかけたくはありました)

<きょうのふっくん>
なんだか、熱もないのに、お昼すぎから夕飯もたべずに夜まで爆睡していました。つかれてるんだな〜と。
みっくん・ひっくんがねるときにおきてきて、「おなかすいた〜」とおにぎりをたべ、またねてしまいました。
今日は、アイスノンも準備しません…。ひたすらねむいのか、きょうはあまりかゆくないのか…。

おかげさまで、皮膚状態は、すこしもちなおしてきたんです。
膝下もじくじく化を心配しましたが、意外にもあっさり薄皮がはりました。(マキロンのおかげか!?)
(こうなると、やはり保湿しないほうが、調子がいい気も…。ただし、私は手がきれいになったとおもっていたのに、ダンくんに「あんた、手になんかぬったら? かさかさやん」と言われてしまいました!! 私のかさかさ閾値、相当さがっている模様です(爆))

そうそう、じつは、きのう保育園でともだちとけんかして、顔におおきなひっかき傷をこしらえてかえってきました。
「ほっておく」といったのですが、ちょっとふかめにえぐれているので、赤くなったらすぐはがそうとキズパワーパッド、はってみました。
おかげさまで、今回、かぶれてません…。(ほっ)

おやすみなさい。

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